バウンドテニス人工芝コートの楕円部分にしわがよりボールが弾まない不具合を修理しましょう。バウンドテニス人工芝コートは経年変化で下図の楕円部分にしわが寄りバウンドしにくくなってしまいます。バウンドテニスコートの修繕方法のページですDo it yourself精神で頑張りましょう。DIY(ディー・アイ・ワイ)とは、専門業者ではない人が自身で何かを作ったり、修繕したりすることです

 

バウンドテニスコートベースライン付近の表面にしわが寄りボールが弾まない不具合が発生します。
23年間使用してきたコートです。(2015年5月現在)バウンドテニスのボールのイレギュラーはベースライン前方センターラインとベースラインの間に出来た画像のしわが原因です。このしわは裏面のゴムがこすれてなくなり空気が入るために起こる現象です。下図はボールが弾まないしわが寄っている状態です。

下図のゴムが破れた箇所も液体ゴムを厚塗りし乾燥させれば、破れがどこだったのかさえ分からないほど
修復できるのです。厚塗りの乾燥時間は夏場で1週間くらいです。

大きく破れた破れた箇所が見事に修復できました。グリーンのペンキの色あわせが難しいのですが、
及第点でしょうか。

修繕の結果見事によみがえりました。

私の家の車庫屋根の長さ9.5mの場所があるので、雨の日でも屋根の下で作業が出来ます。車は家の前に2台止めることが出来るので安心です。屋根の長さが足りないときには半分ずつ仕上げると良いでしょう、

修理済みの裏面です。臭いがない液体ゴムを写真の黒くなっている部分に塗るだけで
DIYが出来るのです。溶剤が水なので安心安全に作業が出来ます。黒く変色している
ところはゴム塗料が塗られている所です。これで表面のしわがなくなりバウンドも正
常に戻ります。上山2(かみのやま2)は対で敷くための目印です。山形県上山市
(かみのやまし)にあるクラブで使用しているものです。

液体ゴムと肉もちシーラーです。。

ゴム塗料ブラックと白を購入します。バウンドテニスコートの傷み具合にもよりますが
1面黒色8個、白色2個を目安にご購入下さい。白色のゴム塗料はセンターラインの
繊維のほつれ止めに塗ります。

 

 

ラインが薄くなった部分や消えてしまった所にペイントします。
水性なので取り扱いが容易です。ペンキが不要な所に付着しないように
ガムテープを貼り付けて作業しましょう。

 
ホルツスキマシール材597円は穴が大きい場合に購入します。

スキマを埋めるように塗り乾かして下さい。その後ゴム塗料を塗り
その上にグリーンのペンキで色を塗ります。


 

ラインが薄くなった部分や消えてしまった所に使用する刷毛です。
水性なので水で洗うことにより何度でも使用できます。

 
ゴム塗料黒色(蓋にクロと記入があります)

液体ゴム黒8個で9,528円。液体ゴム白2個2,382円 ペンキ白1缶1.6L1,864円、
緑と黒ペンキ0.2L1,000円、ガムテープ50mm幅端止用黒か緑1巻250円、
ガムテープ50mm梱包用をマスキング用に転用150円、筆中・小3本788円
計15,962円で23年間使用したバウンドテニスコートが再生します。(2015年5月現在)ホルツシーラー597円は
穴が大きい場合に購入します。上記見積もりは1面だけの経費ですが、5面修理で平均で12、000円で仕上げることが出来ました。
工具は アイロン ハサミ ハケ(ペンキ用小筆、ペンキ用中筆)

修理場所に運搬します。体育館から許可を戴き普通ワゴン車に積み込みます。このときブルーシートの上にコートを投げ込むように積むと奥まで積むことが出来下ろす時はブルーシート上を滑らして下ろします。私は床に置いた状態で肩に担ぎ上げたり積み下ろしが出来るので、頑健な体で有り難いと思っています。

ボロボロのコートです。ベースラインにはガムテープが重ねて貼り付けられ、無残な状態です。
下写真3枚です。触るのも・・・・ですね。

カメラもあまりの汚さにピントがずれて。

ガムテープを剥がすのにアイロンで暖め丁寧に剥がします。
コードレスアイロンが便利です。千葉県のgenさんから粘着テープのべたべたを取る方法で、
お問い合わせを頂きました。ガソリンを少量ボロに浸しこすり、乾いたボロで拭き取りましょう。
引火性の高いガソリンなのでアイロンのスイッチの入り切りでも引火します。換気には充分注意して下さい。

コードレスアイロンは人工芝コートに張り付いて固着したガムテープを
剥がすのに必要です。暖めて剥がすと人工芝の繊維を傷めず剥がせます。
剥がしたとき人工芝にガムテープの糊が残りますが、アイロンの電源を切った後で
ガソリンを少量含ませた布で拭き取ることにより綺麗になります。
くれぐれも火の気のない風通しの良いところで作業を行うようにして下さい。

当て布は必ずして下さい。ガムテープの糊が焼き付いてアイロンを貸してもらえなくなります。

暖まったら静かに剥がします。無理に剥がすと人工芝の繊維がほつれて大変なことになります。

 

バウンドテニス人工芝コートの端のガムテープを剥がし終えた状態です。
今にも裂けそうで、このコートの寿命を感じさせますね。でもこのバウンドテニス人工芝コートに修理を加えると新品同様?嬉しい復活をするのです。楽しみです。

下写真は液体ゴムを塗り厚みを増した裏面です。触ってもごつい感じにゴム塗料を塗ることが出来ました。

端止めしていたガムテープです。ベースラインも白い包帯で引いていたのですが、
剥がして塗り直しします。不衛生この上ないですね。

人工芝コートのほつれはハサミで切り取ります。

サイド側のゴムは見苦しいのでカットしましょう。

すっきりとしました。

センターライン側の人工芝繊維はほころびてボロボロです。この白い繊維も切りそろえ
白ペンキを塗った後白液体ゴムを塗りほころびしないようにします。

センターライン側の端を処理しました。すっきりとまとまりました

ゴムが薄くなって破れているところも散見されますこの傷はスキマシールで塞ぐことで
元通りになりますこの周囲には黒液体ゴムを塗りゴムの厚みを増して完成させます。
穴の開いたところに液体ゴムを塗り乾くまで待ちます。

ホルツスキマシール材597円は穴が大きい場合に購入します。

 

破れをホルツスキマシールで埋めてゴム水性塗料を塗り完成しました。グリーンの水性塗料は
色合わせが難しいので緑色に黒色水性塗料を混ぜて近似色にしています

ホルツスキマシールは透明接着剤です。ゴムのように固まりませんが穴埋めに活躍します。

コートの裏面です。人工芝コートの芝の色がちらほらと見えています。
触ると薄くなっているのが分かります。人工芝コートの繊維だけで、かろうじて
コートの体を成している物もありました。

グリーンの芝の繊維が見えているので、この後作業方法を参考にしゴム塗料を塗って下さい。いよいよ作業開始です。

ぞうきんを水で濡らし清拭きします。水性ゴム1個で1㎡塗る事が出来ます。
手の届く範囲だけで大丈夫です。

液体ゴムを容器から出した状態です。乾くと黒色になります。厚塗りはハケでこすりすぎないようにするのがコツです。
このまま放置すると体積は縮まりますが、見たままゴムとして固まります。つまり重ね塗りする事により
厚みを持たす事も可能なのです。

下図黄色文字の手順でゴム塗料を塗布します。

表面の人工芝がなくなり筋状に傷があるところは肉もちホルツスキマシールで穴を埋めるように修理します

表面人工芝繊維がなくなりゴムが見えているところには肉もちホルツスキマシールを充填します
その後裏面に液体ゴムを塗り丈夫にしておきましょう。この上にグリーンのペンキを
塗り乾燥して仕上げて目立たなくします

グリーンのペンキを塗りました。人工芝コートの色を出すためにグリーンの水性ペンキ
に黒色の水性ペンキを入れ攪拌し出来るだけ目立たなくしました。ホルツスキマシールで補
修後ゴム塗料を塗れば平らに仕上がります。

ベースライン間を測ったら10m20mmあり正確に10m測り修正ラインを引きました

不要な白線はグリーンの水性ペンキで上塗りし削除しましょう。
ベースラインが、下図のように狂いが生じていました。

ネットの置く位置を測定したところ5m18mmあり両ベースラインから正確に5mの位置に描き直しました。
ガムテープでマスキングします。

薄くなっていたネットを置くラインもきれいに引き終わりました。
白ペンキの上から白液体ゴムを塗布して仕上げます。

センターラインの繊維は薄くなりプレーヤーの足が入り込むことがあり危険です。
白ペンキを左右のコートで20m塗った後白いゴム塗料を丹念に塗り繊維のほつれも防止しましょう。
左右のコートで合計40m塗布するので大変ですが頑張りましょう。センターラインの裏側ネットの近くには
プレー中足が入り込み特に危険です出来れば液体ホワイトゴムを塗り補強しておく事をお勧めします。

センターラインが細くなった時は裏側に薄いゴムを黒のゴム塗料で貼り付け表に返して白いゴム塗料を置くようにして塗り乾かすと良いでしょう。貼り付けて1週間くらい塗りおえて1週間くらい乾燥させないと使えません。

バウンドテニスコートの再生が出来ました。バウンドテニスコートで
ボールが弾まない、バウンドテニスコートにしわが寄る現象はメンテナンスで
直ります。自分で修理しましょう

ゴム塗料の本数をけちると下写真のように少ししわが残るところがあるようです。
それでもイレギュラーはなくなりました。出来れば1面8本(左右コート2本ずつ
相手コートを含めて8本)の液体ゴムを塗り万全を期しましょう
下の下図の皺に比較したらだいぶ改善されました。

下画像は一番ボロボロのコートを修理した物です。嬉しくなるほど綺麗に完璧に仕上がりました。
裏面のゴムがほとんどなくなりセンターラインの隙間に足が入りめくれ上がるほどの薄さでしたが
ゴム塗料塗布後どっしりとしたコートに生まれ変わりました。

私は山形県米沢市の出身なのですが、幼少の頃から米沢市の藩祖上杉鷹山候の言葉を恩師から聞かされて育ってきました。なので人のため一生懸命に成そうとするのだと思います。「成せばなる、なさねばならぬ何事も、成さぬは人の成さぬなりけり」無報酬ですがBT仲間の嬉しい顔を見ることが私への報酬です。